大学だけでなく「専門学校」の卒業者も取得できる!

専門学校を卒業した場合も取得できるだろうか?
そんな疑問を持たれやすいのが「技術・人文知識・国際業務ビザ」です。
このビザに求められる学歴要件は、以下の通りです。
●大学を卒業、または同等以上の教育を受けたこと(外国の大学も含む)
●日本の専門学校を修了したこと
つまり、「日本」の専門学校を卒業していれば申請可能です。
もし、「海外」の専門学校の卒業者がこのビザを希望する場合、学歴要件ではなく、職歴要件である実務経験を満たすことを目指すとよいでしょう。
ビザ取得は可能でも、専門学校卒業者は大学卒業者よりも難易度が高くなります。学んだ内容と予定している仕事内容が、密接に関連しているかどうかを厳しく審査されるためです。たとえば、専攻科目が簿記・会計系であれば仕事は経理、財務、経営企画など、情報・IT系であればシステム開発やプログラミングなど、機械系であればエンジニアなどが当てはまります。
関連性はあっても、もし成績や出席率が悪いと、審査に悪影響を及ぼす可能性があります。
一方で、出入国在留管理庁は2024年2月に、外国人留学生の就職促進に向けて「技術・人文知識・国際業務ビザ」の専門学校に関わる運用を緩やかにすると発表しました。
これにより、一定の専門学校を卒業した場合、専攻科目と仕事内容の関連性が柔軟に判断されるようになったのです。
ただし、緩和の対象はすべての専門学校ではありません。
外国人留学生キャリア形成促進プログラムに沿った、文部科学大臣による認定を受けた専門学校のみに限られています。
一般的には、就職先を選ぶ時に、学校で学んだ知識や技術を活かせる企業かどうかをしっかりと見極める必要があります。
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